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ここで酸素のお話です。

<飼育水中の溶存酸素量の重要性>

飼育水中に溶存酸素が不足すると、腐敗菌、病原菌が活発になり魚も抵抗力がなくなり病気になりやすくなります。
飼育水中に溶存酸素が増えると、食欲が増進しより健康で大きな魚になるそうです。

<細かい泡の利点>

たとえば、大浴場などで経験された事があると思いますが、お風呂の底から大きな泡が出ている場合、水の中ではかなりの振動と衝撃があります。きめ細かい泡では振動や衝撃が上記に比べかなり少なくなります。振動や衝撃は稚魚の場合、特に成長に影響があると思います。
img855.jpg
柔らかい細かい泡って何て良いのでしょう!!(プラ舟ジャンボでHONO丸2個使用の画像)

一般的に密飼いで魚が大きくならない原因

大学の先生の解説では、飼育密度が高い(密飼い)と自分たちの身を守るために成長を抑制する作用が働くと説明されている記事を読んだことがありますが、私たちは、飼育水中の溶存酸素の量が大きく影響しているのではないかと思います。
飼育密度を下げてゆったりと飼育すると成長が良いのは間違いありませんが、逆にあまり数が少なく(薄飼い)ても魚が不安になり餌食いが悪くなって成長も悪くなります。魚を飼育する匹数は常にバランスが重要です。

溶存酸素量(水中に溶け込んでいる酸素の量)の説明

魚はエラによって水中の酸素を吸収し、炭酸ガスを放出します。つまり水中に溶け込んでいる酸素(溶存酸素)の量が十分である必要があります。また、容存酸素量は、水温によって溶解できる限界が決まっています。

水1㍑中の溶存酸素量は、水温が低いほど水中に多く含まれていて、水温が高いほど減少します。水温の変化は1日の間でも、朝昼晩と違いがあり、天候により激変する事もあります。これらの影響を受けて溶存酸素量は常に増減しています。

下の表は水温と酸素量の関係です。(上段:酸素飽和量/下段:酸素含有量)

  水温(℃) 清水1㍑あたりの酸素飽和量
         5℃    12.37 ㎎/㍑
        10℃    10.92 ㎎/㍑
        15℃     9.76 ㎎/㍑
        20℃     8.84 ㎎/㍑
        25℃     8.11 ㎎/㍑
        30℃     7.53 ㎎/㍑

  参考資料:緑書房「養殖工学概論」より

  水温(℃) 清水1㍑あたりの酸素含有量
         5℃    8.97 ㎎/㍑
        10℃    7.79 ㎎/㍑
        15℃    7.15 ㎎/㍑
        20℃    6.50 ㎎/㍑
        25℃    5.96 ㎎/㍑
        30℃    5.14 ㎎/㍑

(この表は有機物が存在せず、気圧が770hpの測定値)
(因みに、東京湾近郊の海水の溶存酸素量は3.1~4.2)

<再確認>
★気温の上昇と共に、らんちゅうは活発になり餌食いも良くなり、大量の酸素を消費します。また、餌の食べ残しや糞をバクテリア(自然菌)が分解するにあたり、大量の酸素を消費します。しかしながら、溶存酸素は気温(水温)の上昇と共に低下します。水温が高い状態での飼育では酸欠に十分注意が必要なんでごじゃいます。
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